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不動産査定は匿名で依頼できる?メリットとデメリットを解説

最終更新日:2022.12.08

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不動産査定は匿名で依頼できる?メリットとデメリットを解説
不動産査定の中には個人情報を入力しなくても依頼できる「匿名査定」というサービスがあります。
個人情報を知らせずに自宅や所有している物件のおおまかな価格が知りたい方にとっては安心できるサービスですが、売却を検討されている方には不向きな点もあります。この記事では、匿名査定の基本的な仕組みや使い方の手順、どのようなメリットやデメリットがあるのかについて解説します。
不動産査定の結果は売り出し価格の設定や不動産会社を選ぶ際の重要な指標となりますので、本記事をお読み頂き、査定方法を検討してみてください。

売却を考えているけど、難しい話をたくさん読むのは苦手」「すぐに売却したい」という方は、この記事をざっくりと大枠で押さえた上で、まずは「IELICO(イエリコ)」を使って複数の不動産会社にまとめて売却査定を依頼してみることをおススメします。

1.不動産査定の匿名査定とは

不動産査定の匿名査定とは

不動産の匿名査定とは、個人情報を入力せずに無料で簡易査定を依頼できるサービスです。

個人情報を入力せずに依頼できるので、情報の取り扱いについて気になる方でも安心して利用できますし、不動産会社からしつこい営業電話を受けるといった不動産無料査定にありがちなトラブルの心配もありません。

匿名査定では、受け取った情報に類似する「過去の取引データ」を参考に査定を行います。あるいは、AIなどを使ってさまざまなデータをもとに自動で査定を行う方法もあります。実際に物件を見て調査するわけではないので査定の精度は高くないですが、大まかな価格を知りたい場合に活用できます。

2.匿名査定のメリット

匿名査定のメリット

不動産の匿名査定のメリットは、大きく次の3つがあります。

  • 大体の相場を把握できる
  • 個人情報を入力しなくても査定を依頼できる
  • 査定結果が出るまでが早い

それぞれどのようなメリットがあるのか、詳しく解説します。

2-1.大体の相場を把握できる

匿名査定のメリットは、気軽に依頼して大体の相場を把握することができる点です。

不動産を売却すると決めたら不動産会社に査定を依頼して、人の目で判断した正確な査定額を出してもらう必要があります。
しかし、そもそも売却するか悩んでいる方は、まず「自分が持っている物件がいくらくらいで売れるのか」大体で良いので知りたいのではないでしょうか。

「まだ売るかどうか決めていないけれど大体の相場を知りたい」と考えている方にとって、匿名査定はとても便利です。

2-2.個人情報を入力しなくても査定を依頼できる

匿名査定の最大のメリットは、個人情報を入力しなくても査定を依頼できる点です。

不動産査定は、名前や年齢、生年月日、電話番号などの個人情報も求められるケースが基本です。中には家族に関する情報や年収、勤務先の会社に関する情報まで細かく情報提供しなければならない場合もあります。

しかし、匿名査定のサービスを利用すればこれらの情報を入力する必要はありません。

必要な情報は査定結果を連絡するためのメールアドレスや物件の面積、間取り、築年数などの情報だけです。そのため、個人情報が適切に扱われるか不安な方でも安心して利用できます。

名前や電話番号などを伝えないので不動産会社から営業電話などがかかってくる心配もありません。

2-3.査定結果が出るまでが早い

匿名査定の場合は、短時間で査定結果を受け取ることができます。
早ければ、匿名査定を依頼した当日中に査定結果が届きます。
短時間で査定ができるのは、査定方法が簡易的だからです。

匿名査定の方法は、大きく2つあります。1つは届いた情報を元に不動産会社が査定を行っているケースです。依頼者から届いた情報と過去の取引データなどを比較し、評価をして価格を算出していきます。

2つ目は自動化された査定方法です。必要な項目を入力するだけで査定結果が表示される仕組みです。どちらも共通して簡易的な情報で評価しているので、査定の精度は高くないものの、結果を早く知ることができます。

3.不動産匿名査定のデメリット

不動産匿名査定のデメリット

不動産の匿名査定には、次のようなデメリットもあります。

  • 査定の精度は低い
  • 匿名査定の結果だけでは売却できない

それぞれのデメリットについて、おさえておくべき点を解説します。

3-1.査定の精度は低い

匿名査定は、物件の状態を考慮して価値を評価する査定方法と比較して精度は高くありません。

匿名査定の場合、過去の取引データなどをもとに評価するため、実際に物件の状態がどうなのかは評価材料として考慮されていないためです。
たとえば、物件の劣化や周辺環境や室内の状況などは査定額に影響する要因ですが、匿名査定の場合はこれらの状態が確認されません。

結果的に不動産会社に依頼した時の査定結果と大きく差が出る可能性があります

3-2.匿名査定の結果だけでは売却できない

匿名査定はあくまでおおまかな相場を知る方法ですので、この結果だけで売却することはできません。
売却するためには売り出し価格を決める必要がありますが、仲介を依頼した不動産会社が算出した査定額をもとに価格は調整されます。

また実際に売却するとなれば、「いくらで売れるのか」以外のことも考えなければなりません。
たとえば、「売却した後に住宅ローンは完済できるのか」「住宅に重大な欠陥がないか」などです。これらは、依頼主からの情報だけでは判断できず、担当者が実際に物件を見て確かめる必要があります。

4.不動産匿名査定を利用する手順を3ステップで紹介

ここでは、不動産の匿名査定を利用する手順を3つのステップでお伝えしていきます。

  1. 匿名で査定したい不動産の情報を入力する
  2. 査定結果を確認する
  3. 不動産会社に査定を依頼する

詳しく見ていきましょう。

STEP1|匿名で査定したい不動産の情報を入力する

まずは査定を依頼する不動産の情報を入力してフォームを送信します。
正確な情報を把握していなくても概算価格は算出されますが、査定の精度を高めたいならできる限り詳しい情報を入力しましょう。

査定結果が自動的に出るサービスの場合は、すぐ査定額の概算が表示されます。
不動産会社を経由するサービスの場合は、不動産会社へ入力した情報が送信されます。

STEP2|査定結果を確認する

査定結果が出たら、価格を確認しましょう。

査定結果が自動的に出るサービスでは、概算価格が算出されます。
不動産会社を経由する匿名査定では、概算価格のほか、内訳が記載されている場合もあります。

STEP3|不動産会社に査定を依頼する

不動産会社を経由した査定の場合は、複数の査定結果を比較します。
査定結果を見て売却を検討したら、不動産会社に連絡して仲介を依頼しましょう。

査定結果が自動的に出るサービスの場合は、不動産会社が査定にかかわっていないため、そのまま売却の相談や仲介の依頼の連絡ができません。
もし売却を検討したなら、改めて不動産会社へ査定を依頼するのがおすすめです。

不動産会社へ査定依頼をする場合は、一括査定サイトの「IELICO(イエリコ)」を利用すると便利です。

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IELICO」は厳正な審査基準を設けているので、優良企業2,100社から利用者にとって最適な不動産会社を提案してくれます。

査定を依頼する会社は2,100社のうち、最大6社まで選択することができます。
所有している不動産の売却を検討したら、ぜひ「IELICO」をご活用ください。

5.不動産査定を匿名で依頼する場合の注意点

不動産査定を匿名で依頼する場合の注意点

不動産査定を依頼する際は、以下の点に注意が必要です。

  • 匿名査定だけで売却するかを決めない
  • 売却する意思のある人には向かない
  • 匿名査定の場合は相談できる担当者がいない

それぞれ詳しく解説します。

5-1.匿名査定だけで売却するかを決めない

売却を検討する際は、匿名査定の結果だけで判断しないようにしてください。

簡易的な情報で評価する匿名査定の精度は高くありません。匿名査定の結果だけで判断してしまうと、相場から大きく逸れた売り出し価格を設定してしまい、買い手がなかなかつかなくなってしまう可能性があります。

それだけでなく、売りたい物件が本来持っている資産価値よりも低い価格で売却することになり損をしてしまうことも考えられます。
また、売却するためには住宅ローン残債の完済ができるかなど、査定額以外にも慎重に検討すべき点があります。

5-2.売却する意思がある人には向かない

すでに売却したい意思がある人に、匿名査定の利用は向いていません。
匿名査定の精度は高くないため実際に売却を見据えた査定としては情報が少なく不十分だからです。

匿名査定はあくまで個人情報を伝えずにだいたいの相場が知りたい人にとって便利なサービスです。

具体的に売却する意思やイメージがある方は、匿名査定ではなく不動産会社に物件の状態を評価してもらう詳細な査定を依頼しましょう。

5-3.匿名査定の場合は相談できる担当者がいない

自動で査定結果が得られる匿名査定は、依頼者に個別の担当者がつくわけではないことを理解しておきましょう。

自動で査定結果が得られる匿名査定は、依頼者から届いた情報を元にシステムを使って評価を行います。依頼者に対してはあくまで査定結果を伝えるのみですので、査定後に個別の相談に対応するなどは行っていません。

すでに売却を検討していて「より具体的な話が聞きたい」「売却について色々と相談したい」という方は、匿名査定ではなく詳細な情報を提供して複数の不動産会社へ査定を依頼してみましょう。

6.不動産を売却するなら一括査定サイトを使おう

不動産を売却するなら一括査定サイトを使おう

不動産の売却を検討されている方は、売却を仲介してもらう不動産会社を探しましょう。
不動産会社選びは売却成功を実現できるか、理想的な価格で売却できるかなどに大きく影響しますので見極めが大事です。

しかし、不動産会社は数えきれないほどあり、それぞれの不動産会社で得意とする分野や査定基準も異なります。その中から条件にマッチする会社を自分で見つけることはとても難しいです。そこでぜひ活用頂きたいのが一括査定サイトです。

一括査定サイトとは、必要な情報を入力するだけで複数の不動産会社に無料で査定依頼できるサービスです。一括査定サイトを活用することで、自分で一社ずつ探す手間を省けますし、信頼できる不動産会社を見つけることもできます。

一括査定サイトを活用して不動産査定を依頼する際に、おすすめなのが一括査定サイト「IELICO(イエリコ)」です。

IELICO」は、厳正な審査基準を設けているので、優良企業2,100社から利用者にとって最適な不動産会社を提案してくれます。
査定を依頼する会社は2,100社のうち、最大6社まで選択することができます。
査定を依頼する会社を探すなら、「IELICO」をぜひご活用ください。

この記事のポイント

不動産匿名査定とは?
不動産の匿名査定とは、個人情報を入力せずに無料で簡易査定を依頼できるサービスです。
個人情報を入力せずに依頼できるので、情報の取り扱いについて気になる方でも安心して利用でき、不動産会社からしつこい営業電話を受ける心配もありません。詳しくは「1.不動産匿名査定とは」をご確認ください。

匿名査定を利用するメリットは?

匿名査定を利用するメリットは以下の通りです。

  • 大体の相場を把握できる
  • 個人情報を入力しなくても査定を依頼できる
  • 査定結果が出るまでが早い

詳しくは「2.匿名査定のメリット」をご確認ください。

匿名査定を利用するデメリットは?

匿名査定を利用するデメリットは以下の通りです。

  • 査定の精度は低い
  • 匿名査定の結果だけでは売却できない

詳しくは「3.匿名査定のデメリット」をご確認ください。

不動産匿名査定を利用する手順は?

不動産の匿名査定を利用する手順は以下3ステップです。

  1. 匿名で査定したい不動産の情報を入力する
  2. 査定結果を確認する
  3. 不動産会社に査定を依頼する

詳しくは「4.不動産匿名査定を利用する手順」をご確認ください。

匿名査定を利用する際の注意点は?

匿名査定を利用する際の注意点は以下の通りです。

  • 匿名査定だけで売却するかを決めない
  • 売却する意思のある人には向かない
  • 匿名査定の場合は相談できる担当者がいない

詳しくは「5.不動産査定を匿名で依頼する場合の注意点」をご確認ください。

この記事の編集者

IELICO編集部

家を利口に売るための情報サイト「IELICO(イエリコ)」編集部です。家を賢く売りたい方に向けて、不動産売却の流れ、税金・費用などの情報をわかりやすくお伝えします。掲載記事は不動産鑑定士・宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修を行っています。

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