大阪市のマンションって「今売ったらいくらくらい?」「高く売るコツは?」など、大阪市のマンション売却について気になっていませんか?実は、大阪市のマンション売却相場は年々上昇を続けており、マンションを高く売るには今がチャンスです。この記事では、あなたのマンション売却に役立つ重要なポイントを以下の流れで解説しています。
- 大阪市のマンション売却相場を知ろう!
- 大阪市のマンション売却は今がチャンス!
- 大阪市のマンションを高く売るための6つのコツ
最後まで読めば、大阪市のマンション売却で損することなく、あなたにとって最良の売却プランを検討できるでしょう。
- 「何から始めたらいいか分からない方」は、まず不動産会社に相談を
- 「不動産一括査定」で複数社に査定依頼し、”最高価格”を見つけましょう
- 「NTTデータグループ運営」のHOME4Uなら、売却に強い不動産会社に出会えます
目次
1.大阪市のマンション売却相場を知ろう!

大阪市のマンション売却を検討しているのなら、まずは、大阪市のマンション売却相場をしっかりおさえておきましょう。
というのも、大阪市には「中央区」や「北区」といった24の行政区があり、エリアによっても相場が大きく異なります。
例えば、同じ間取りであっても人気エリアと不人気のエリアとでは1億円以上の差が出ることもあるからです。
それでは、次の3つのポイントを確認しながら、大阪市のマンションを売却する際の相場勘を養っていきましょう!
- 間取りから見た大阪市のマンション売却相場
- 面積から見た大阪市のマンション売却相場
- 大阪市でマンション売却相場が高いのは中央区・北区
それぞれ順に説明します。
3-1.間取りから見た大阪市のマンション売却相場
大阪市のマンション売却相場を間取り別で比較した場合、1R〜1DKの間取りでは西区の1,673万円が最も高額でした。次いで中央区の1,505万円という結果になっています。
さらに、4LDK〜5DKの間取りで比較した場合、最も高額だったのは中央区の15,099万円で、最も低額だった西淀川区の1,980万円とでは実に5倍以上の差があることが分かります。
間取りから見た「大阪市のマンション売却相場」は以下の通りです。
エリア | 1R~1DK | 1LDK~2DK | 2LDK~3DK | 3LDK~4DK | 4LDK~5DK | 5LDK~ |
---|---|---|---|---|---|---|
大阪市都島区 | 1,358万円 | 2,744万円 | 2,684万円 | 3,810万円 | 3,745万円 | 5,180万円 |
大阪市福島区 | 1,358万円 | 3,394万円 | 4,340万円 | 4,571万円 | 8,032万円 | – |
大阪市此花区 | 1,440万円 | 1,813万円 | 2,217万円 | 2,757万円 | 3,680万円 | – |
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大阪市西区 | 1,673万円 | 3,599万円 | 3,747万円 | 4,831万円 | 4,558万円 | 3,800万円 |
---|---|---|---|---|---|---|
大阪市港区 | 1,427万円 | 2,365万円 | 2,131万円 | 2,995万円 | – | – |
大阪市大正区 | 1,433万円 | 400万円 | 2,488万円 | 2,720万円 | 2,350万円 | – |
大阪市天王寺区 | 1,404万円 | 2,602万円 | 3,358万円 | 4,743万円 | 5,484万円 | – |
大阪市浪速区 | 1,409万円 | 1,959万円 | 3,802万円 | 3,191万円 | 5,594万円 | – |
大阪市西淀川区 | 770万円 | 700万円 | 2,055万円 | 2,421万円 | 1,980万円 | – |
大阪市東淀川区 | 874万円 | 1,333万円 | 2,148万円 | 2,542万円 | 3,103万円 | – |
大阪市東成区 | 1,264万円 | 2,374万円 | 2,518万円 | 2,883万円 | 4,530万円 | 1,900万円 |
大阪市生野区 | 614万円 | 786万円 | 1,579万円 | 2,093万円 | 2,088万円 | – |
大阪市旭区 | 1,215万円 | 2,140万円 | 1,845万円 | 2,644万 | – | – |
大阪市城東区 | 1,118万円 | 2,230万円 | 2,311万円 | 3,125万円 | 3,950万円 | – |
大阪市阿倍野区 | 1,066万円 | 2,206万円 | 3,554万円 | 4,203万円 | 4,566万円 | 22,000万円 |
大阪市住吉区 | 900万円 | 1,408万円 | 2,222万円 | 3,044万円 | 2,423万円 | – |
大阪市東住吉区 | 1,375万円 | 1,620万円 | 2,271万円 | 3,100万円 | – | – |
大阪市西成区 | 620万円 | 2,431万円 | 2,109万円 | 2,436万円 | – | – |
大阪市淀川区 | 991万円 | 1,567万円 | 2,129万円 | 2,855万円 | 3,589万円 | – |
大阪市鶴見区 | – | 1,450万円 | 2,983万円 | 3,177万円 | 2,621万円 | 3,580万円 |
大阪市住之江区 | – | 1,577万円 | 1,900万円 | 2,114万円 | 2,439万円 | 1,480万円 |
大阪市平野区 | – | 787万円 | 1,539万円 | 1,842万円 | 2,588万円 | – |
大阪市北区 | 1,318万円 | 4,778万円 | 4,870万円 | 5,942万円 | 4,148万円 | – |
大阪市中央区 | 1,505万円 | 2,930万円 | 4,575万円 | 6,116万円 | 15,099万円 | – |
出典:不動産売却「HOME4U」 ※2023年1月時点
このように、間取りが同じであってもエリアが異なるだけで売却相場に大きな差が生じることが分かります。
3-3.面積から見た大阪市のマンション売却相場
続いて、大阪市のマンション売却相場を面積別に比較してみましょう。まず、40平米以下で比較した場合、最も高額なのは西区の1,525万円でした。次いで、此花区の1,505万円となっています。
さらに、面積90平米以下で最も高額だったのは北区の7,647万円でした。次いで、西区の6,825万円という結果となりました。
面積別に見た「大阪市のマンション売却相場」は以下の通りです。
エリア | ~40平米 | ~50平米 | ~60平米 | ~70平米 | ~80平米 | ~90平米 | ~100平米 | 100平米~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大阪市都島区 | 1,338万円 | 2,884万円 | 1,960万円 | 3,558万円 | 3,490万円 | 4,166万円 | 5,008万円 | 5,180万円 |
大阪市福島区 | 1,354万円 | 2,285万円 | 3,240万円 | 3,878万円 | 5,352万円 | 6,231万円 | 7,120万円 | 21,593万円 |
大阪市此花区 | 1,505万円 | 1,244万円 | 2,244万円 | 2,349万円 | 2,871万円 | 4,180万円 | 3,680万円 | – |
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大阪市西区 | 1,525万円 | 2,543万円 | 2,722万円 | 3,418万円 | 4,656万円 | 6,825万円 | 7,048万円 | 14,886万円 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大阪市港区 | 1,427万円 | 1,980万円 | 1,585万円 | 2,681万円 | 3,412万円 | 4,094万円 | – | – |
大阪市大正区 | 960万円 | 1,880万円 | 2,600万円 | 2,523万円 | 2,788万円 | – | – | – |
大阪市天王寺区 | 1,517万円 | 2,421万円 | 2,998万円 | 4,066万円 | 4,463万円 | 5,138万円 | 5,130万円 | 5,632万円 |
大阪市浪速区 | 1,412万円 | 1,876万円 | 3,056万円 | 2,865万円 | 5,717万円 | – | – | – |
大阪市西淀川区 | 766万円 | 1,399万円 | 1,763万円 | 2,577万円 | 2,319万円 | – | – | – |
大阪市東淀川区 | 873万円 | 1,077万円 | 1,551万円 | 2,442万円 | 2,953万円 | 2,787万円 | – | 2,480万円 |
大阪市東成区 | 1,509万円 | 1,580万円 | 2,239万円 | 2,661万円 | 4,484万円 | 3,842万円 | – | – |
大阪市生野区 | 619万円 | 1,255万円 | 1,552万円 | 2,300万円 | 2,141万円 | – | – | |
大阪市旭区 | 1,215万円 | 1,380万円 | 1,512万円 | 2,917万円 | 2,451万円 | – | – | 2,830万円 |
大阪市城東区 | 1,118万円 | 2,237万円 | 2,275万円 | 2,604万円 | 3,891万円 | 3,349万円 | 4,848万円 | 7,850万円 |
大阪市阿倍野区 | 1,203万円 | 1,810万円 | 3,087万円 | 3,782万円 | 4,152万円 | 4,149万円 | 7,753万円 | 9,652万円 |
大阪市住吉区 | 931万円 | 1,251万円 | 1,923万円 | 2,656万円 | 2,693万円 | – | 3,696万円 | 4,129万円 |
大阪市東住吉区 | 1,375万円 | 1,307万円 | 2,317万円 | 2,845万円 | 3,968万円 | 4,300万円 | – | – |
大阪市西成区 | 620万円 | 680万円 | 1,914万円 | 2,483万円 | 2,454万円 | 3,499万円 | – | – |
大阪市淀川区 | 1,020万円 | 1,434万円 | 2,051万円 | 2,590万円 | 2,979万円 | 3,561万円 | 3,752万円 | 2,780万円 |
大阪市鶴見区 | 569万円 | 1,350万円 | 2,356万円 | 2,570万円 | 2,999万円 | 4,399万円 | 2,415万円 | 4,558万円 |
大阪市住之江区 | – | 1,203万円 | 1,808万円 | 2,057万円 | 2,230万円 | 2,181万円 | 2,271万円 | – |
大阪市平野区 | 650万円 | 1,380万円 | 1,405万円 | 1,814万円 | 2,538万円 | 2,917万円 | 2,488万円 | 2,437万円 |
大阪市北区 | 1,340万円 | 2,733万円 | 3,855万円 | 4,514万円 | 6,486万円 | 7,647万円 | 7,465万円 | 11,627万円 |
大阪市中央区 | 1,473万円 | 2,937万円 | 3,205万円 | 3,974万円 | 5,587万円 | 5,549万円 | 6,840万円 | 16,510万円 |
出典:不動産売却「HOME4U」 ※2023年1月時点
ここまでの比較の結果、大阪市のマンション売却相場は、「中央区」と「北区」が最も高額なほか、エリアによっても相場価格が大きく異なることが分かりました。
ただし、実際の売却価格はマンションの築年数や交通の利便性などにも左右されますので、あくまで参考程度に考えておきましょう。
1-3.大阪市でマンション売却相場が高いのは中央区・北区
大阪市のマンションの売却相場を2023年1月時点で調査してみたところ、一番高額だったのは「中央区」と「北区」でした。
後ほど詳しく解説していきますが、エリアごとの間取りと面積で比較した結果、最も売却物件数の多い3LDKクラスでは中央区の6,116万円、さらに80平米クラスでは北区の6,486万円が最も高額という結果となりました。
さらに「大阪市24区の売却相場ランキングTOP5」を見てみましょう。
比較ポイント | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
---|---|---|---|---|---|
3LDK~4DK | 中央区 | 北区 | 西区 | 天王寺区 | 福島区 |
6,116万円 | 5,942万円 | 4,831万円 | 4,743万円 | 4,571万円 | |
70平米~80平米 | 北区 | 浪速区 | 中央区 | 福島区 | 西区 |
6,486万円 | 5,717万円 | 5,587万円 | 5,352万円 | 4,656万円 |
出典:不動産売却「HOME4U」 ※2023年1月時点
上記の6区が大阪市24区の中古マンション市場では特に人気が高く、高額であることが分かりました。
もし、あなたのマンションの実際の売却価格が気になっているのなら、不動産会社へ査定を依頼してみましょう。「IELICO(イエリコ)」 なら、厳選された優良企業2,100社のうち、最大6社を厳選してあなたのマンションの価値を無料査定してくれますよ。
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2.大阪市のマンション売却は今がチャンス!

あなたのマンションを高値で売却するためには、タイミングを逃さないことが大切です。
そして、大阪市のマンション売却を検討しているのなら今が売り時だと言えます。
その理由を以下の3つのポイントに分けて説明します。
- 万博に向けて大阪市のマンション売却相場は過去最高
- 大阪市の人口はすでにピークを迎えている
- 住宅ローンの変動金利がいつ上がるか分からない
それでは一つずつ見ていきましょう。
2-1.万博に向けて大阪市のマンション売却相場は過去最高
国土交通省が発表している不動産価格指数によると、2013年以降マンションの売却相場は年々上昇を続けています。
さらに、大阪市のマンション売却相場については、2025年に開催される大阪万博が追い風となっており、2021年1月~2022年12月までの直近2年間を調査してみたところ、はっきりと上昇していることが見て取れます。
以下の表は、大阪市の直近2年間のマンション売却価格の推移です。

出典:レインズマーケットインフォメーション ※2023年1月時点
このように、この2年間で大阪市南部では300万円ほど、大阪市北部では500万円ほど相場が上昇しており、大阪市のマンション売却相場は過去最高であることが分かります。
ただし、価格の上昇がいつまで続くのかはハッキリとは分かりませんし、築浅のマンションほど売れやすい傾向にあるため、大阪市内の中古マンションの売却を検討しているのなら今が売り時だと言えます。
マンション価格の推移は以下の記事でも詳しく解説しています。
2-2.大阪市の人口はすでにピークを迎えている
マンションの価格上昇を予想する際に、売却するエリアの人口推移も一つの要因として捉える必要があります。
というのも、人口が増減するということは、その世帯数分だけ住む家が必要となる、あるいは不要となり、マンションや戸建ての価格にも影響するからです。
2023年1月1日時点での大阪市の総人口は2,757,289人と、全国の政令指定都市のなかでも2番目に人口の多い街です。
以下の表は大阪市の2014年10月~2023年1月までの人口の推移を示していますが、2014年~2020年までは毎年10,000人以上の人口増加を確認できます。しかし、それ以降、人口は減少傾向にあると言えます。

西暦 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
人口 | 2,679,808人 | 2,691,185人 | 2,702,033人 | 2,713,157人 | 2,725,006人 | 2,740,202人 | 2,753,170人 | 2,748,839人 | 2,758,013人 | 2,757,289人 |
増加人口 | – | 11,377人 | 10,848人 | 11,124人 | 11,849人 | 15,196人 | 12,968人 | -4,331人 | 9,174人 | -724人 |
出典:大阪市「推計人口」 ※2023年1月時点
なお、大阪市が2020年に更新した「大阪市人口ビジョン」によれば、大阪市の総人口は2020年を境に減少に転じ、2045年には約250万人にまで減少する見込みです。
このように、大阪市の総人口はすでにピークを迎えていることが分かります。こうした状況を踏まえると、今後も大阪市のマンション売却相場が上昇するとは考えにくく、中古マンションの価格が上昇している今が売り時だと言えるでしょう。
2-3.住宅ローンの変動金利がいつ上がるか分からない
「三菱UFJ銀行」や「三井住友銀行」など大手銀行は、2023年1月より固定型住宅ローンの金利引き上げを発表しました。
これは、日本銀行が長期金利の上限を0.25%程度から0.5%程度まで引き上げたことによるものですが、金利固定型ローンを新規に借りようとする人には負担が重いものとなりました。
一方で、利用者の実に7割を占める変動型金利はまだ据え置かれているのが現状です。ただし、今後の住宅ローンがどうなっていくのか分からない日本の経済状況を鑑みても、中古マンションの売り時は早いほうが良いでしょう。
なお、マンション売却のタイミングについては、以下の記事でも詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
3.大阪市で売れやすいマンションの5つ特徴

大阪市のマンション売却を検討しているのなら、特に大阪市で売れやすいマンションの特徴を知っておくと良いでしょう。
大阪市で今売れやすいマンションの特徴は次の5つです。
- 人気エリアにあるマンション
- 人気のタワマンや デザイナーズマンション
- 資産価値が落ちにくい投資用マンション
- コロナ需要にマッチしたマンション
- 災害の影響を受けにくいマンション
それぞれ順に説明します。
3-1.人気エリアにあるマンション
大阪市は、大阪府の中心に位置する府庁所在地であり、24の行政区を持っています。
また、イギリスの「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」が発表した「世界で最も住みやすい都市ランキング2022」によると、大阪市は世界で10番目に住みやすい都市としてランクインしています。
そんな大阪市の中でも特に住み心地が良く、アクセスにも恵まれた5つの人気エリアをご紹介します。
大阪市で「マンションが売れやすい人気エリア」は次の5区です。
- 北区
- 中央区
- 福島区
- 西区
- 天王寺区
一区ずつ順に見ていきましょう。
大阪市北区
大阪の玄関口であるJR大阪駅があり、周辺の梅田エリアには西日本有数のビジネス街と繁華街が共存しています。
JR各線・地下鉄・阪急電鉄など各路線が走っており、ビジネスやプライベートの移動にも便利です。
再開発によってタワマンや商業施設の建設も進められ、人口も増加傾向にあります。
大阪市中央区
大阪観光のメッカである大阪城をはじめ、大阪を代表する繁華街ミナミでも知られる活気あるエリアです。
JR各線・地下鉄・阪急・阪神電鉄・近畿日本鉄道・南海電鉄などが走っているため、多方面へのアクセスにも優れています。
ビジネス街と繁華街の占める割合が大きいですが、区の東部は文教地区でもあり、タワーマンションの建設も進み人口も増加傾向にあります。
大阪市福島区
JR各線・地下鉄・阪急電鉄が乗り入れており、大阪駅・梅田駅・心斎橋駅など、どこへ行くにも便利なエリアです。
特に繁華街である梅田エリアへは自転車で行ける距離にも関わらず、街には商店街も残っており、下町情緒を感じる落ち着いた環境が人気です。
その暮らしやすさに、ファミリー層だけでなく単身者も多く集まっています。
大阪市西区
下町や繁華街が共存する個性的なエリアですが、特に「堀江」や「新町」がおしゃれな暮らしを楽しみたい人に人気が高いです。
また、梅田やなんばなどのビジネス街にもアクセスが良いため、職住近接エリアとしても人気が高まり、マンションも増えています。
子育て環境も充実しており、特に若い世代の人口が増えているエリアです。
大阪市天王寺区
大阪市の南のターミナル駅である「天王寺駅」を中心に、キタ、ミナミと並ぶ大阪第三の繁華街として注目を集める天王寺・阿倍野が広がります。
徒歩圏内にさまざまなスポットがあり便利ですし、少し歩けば、通天閣や新世界といったディープスポットがあることも特徴です。
また、賑やかな商業エリアだけでなく、閑静な住宅街としても注目されており、タワマンなども多く建設されています。
3-2.人気のタワマンやデザイナーズマンション
大阪市のマンション売却で、特に人気が高く売れやすいと言えるのがタワーマンションです。
というのも、タワーマンションは周辺環境が充実しているエリアに多く、「資産価値を維持しやすい」というメリットがあるからです。特に、大阪市でタワーマンションが多く建ち、売れやすいエリアは「北区」や「中央区」、「西区」「福島区」などです。
また、建築家やデザイナーによって建てられた「デザイナーズマンション」も資産価値を維持しやすく高く売れる傾向にあります。ただし、デザイナーズマンションの場合、その個性によってニーズが限られる場合もあるため注意も必要です。
3-3.資産価値が落ちにくい投資用マンション
大阪市は今、次の4つのビッグイベントを控えていることもあり、不動産投資エリアとしても注目を集めています。
また、大阪の投資用マンションは東京の物件よりも割安なため、利回りも良くなり、低リスクで長期的な運用ができるというメリットもあります。
なお、多くの教育施設やビジネス街は大阪市に集まっていますので、主要エリアへのアクセスが良い投資用マンションは特に資産価値が落ちにくいと言えます。
こうしたニーズを踏まえると、ここまでご紹介してきた「北区」や「中央区」「西区」「福島区」「天王寺区」などの投資用マンションは特に売れやすいと言えます。
3-4.コロナ需要にマッチしたマンション
2020年以降、いまだに続くコロナ渦にあって、多くの人の暮らしに対する意識に変化が起こっています。
というのも、新型コロナウィルスの感染症対策として、リモートワークが増えたことや外出を控えるという文化が生まれたからです。
ただ眠るためだけの住居ではなく、家族と一緒に豊かな時間を過ごせる場所であり、仕事場としても使える住まいのニーズが高まり始めています。
例えば、マンションの場合なら、ベランダが広く家庭菜園などもできる物件や、リビングが広く人が集まりやすい物件、仕事とプライベートを分けることができる「+1R」ある間取りの物件などが今後より売れやすくなると予想されます。
3-5.災害の影響を受けにくいマンション
マンション選びや購入に影響を与える基準として、災害の影響を受けにくいということも一つの指標となっています。
特にマンションの価値に影響を与えるポイントとして注目されるのが、地震に備えるための「耐震基準」です。
耐震基準とは、地震によって倒壊しないように設定されている建物の強度のことです。現在の「新耐震基準」は1981年に決まったものですが、最大震度7の大地震においても「倒壊しない程度」の強度を基準としています。
こうした指標に加えて、大阪市では防災性の向上や災害に強い良質なマンションの整備を誘導するため、2021年より「防災力強化マンション」の認定を行っています。
こうしたマンションの耐震基準を確認し、マンション売却の際のアピールポイントにするのも良いでしょう。
4.大阪市のマンションを高く売るための6つのコツ

大阪市でマンションの売却を検討されている方は、次の6つのコツをおさえておきましょう。
以下のコツを知っておけば、マンション売却時に損をすることはまずありません。
- 売却期間に余裕をもってスケジュールを立てる
- 築年数が浅いうちに売却する
- 必ずマンションの売却相場を把握する
- おおよその仲介手数料や税金を把握する
- 複数の不動産会社に査定を依頼する
- マンション売却が得意な不動産会社を見つける
それぞれ詳しく説明します。
4-1.売却期間に余裕をもってスケジュールを立てる
一般的にマンション売却の目安となる期間は3か月~6か月程度と言われていますが、いざ、マンションを売却するとなると、想像以上に時間や労力を要するものです。また、想定外のことが起こり得る可能性もあります。
そのため、売却期間にはしっかりと余裕を持たせてスケジュール調整することが大切です。
以下の表は、マンション売却の流れの目安となる期間です。
マンション売却における各ステップ | 目安となる期間 | |
---|---|---|
step1 | 相場価格を把握する | 1~2か月 |
step2 | 不動産査定を依頼 | |
step3 | 媒介契約を結ぶ | |
step4 | 販売活動をスタート | 1~3か月 |
step5 | 決済と引き渡しを行う | 1か月 |
特に、なかなか買い手がつかないといった場合には、売却期間に余裕を持たせていないと焦ってしまうことになりかねません。結果として相場よりも安く売却しなければならず、損をすることになりますので注意が必要です。
4-2.築年数が浅いうちに売却する
大阪市でのマンション売却は築年数の浅いうちが特におすすめです。
というのも、 一般的に不動産は、築年数が経過するごとに建物の価値が減少するため、売却価格も下がっていくからです。
2022年12月の「レインズデータライブラリー」の月例マーケットウォッチによると、大阪市の中古マンションの在庫状況は平均築年数が26.31年となっています。
つまり、大阪市でマンションを売却するなら、築27~28年までを目途に売却することが高く売る秘訣と言えます。
さらに、中古マンションの住宅ローン借入期間は、基本的に「耐用年数47年-築年数」で設定されるため、築年数が浅い物件のほうがマンションの買い手にとっても買いやすいという点を覚えておきましょう。
4-3.必ずマンションの売却相場を把握する
マンションを売却すると決めたなら、まずは「いくらくらいで売れるのか?」売却相場を把握することが大切です。
というのも、はじめから不動産会社に査定を依頼しても相場価格を把握していなければ、取り寄せた査定額が「妥当かどうか見極めることはできない」からです。
マンションの売り出し価格の設定にも影響することですので、査定を依頼する前に必ず売却相場を把握しておきましょう。
マンションの売却相場は次の2つの方法を使って自分で調べる事ができます。
それぞれの特徴を簡単に説明します。

「レインズ・マーケット・インフォメーション」は、不動産流通機構が運営している不動産売買に関する情報提供サイトです。
これまでに取引されたマンションの売却価格が公開されているほか、物件の成約時期や築年数、間取りなども調べられるので、類似物件があれば大体の売却相場を把握することができます。

続いて、「土地総合情報システム」は、国土交通省が公開している不動産取引価格の情報検索サイトです。不動産売買を実際に行った人を対象にアンケートを実施し、その結果をデータベース化してさまざまな情報を公開しています。
なお、マンションの売却相場の調べ方は以下の記事でも詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。
4-4.おおよその仲介手数料や税金を把握する
マンションの売却相場が分かったら、次はマンション売却に伴う仲介手数料や税金についても大まかにイメージしておきましょう。
ここでは「4,000万円」のマンションを売却した場合の費用について見ていきたいと思います。
まず、仲介手数料は以下の通りです。
その他に必要な費用は以下の通りです。
仲介手数料 | 138.6万円 |
---|---|
印紙税 | 1万円(売買金額が1,000万超5,000万円以下) |
司法書士への依頼報酬 | 1.5万円~2万円 |
登録免許税 | 2,000円(土地と建物それぞれに1,000円ずつ) |
各種証明書類 (大阪市) |
|
合計 | 141.41万円~141.91万円 |
その他に、引っ越しやハウスクリーニングなどを行う場合には、追加費用がかかりますので、覚えておきましょう。
なお、マンションの売却費用については以下の記事でも詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
4-5.複数の不動産会社に査定を依頼する
マンションの査定を行う際には、複数の不動産会社へ依頼することがとても大切です。というのも、査定を行う不動産会社はそれぞれ独自の不動産査定基準を設けているため、査定結果も異なってくるからです。
特に、査定額が大きく異なってくるケースもあるため、自分で調べた相場も参考にしながら、価格の妥当性を見極める必要があります。
そのほかにも、不動産会社によって得意なエリアや物件の種別、売却実績なども異なるため、一社だけの査定依頼では、本当に相性の良い不動産会社を見つけることは難しいと言えるでしょう。
以上のことを踏まえて、数多くある不動産会社の中から自分に合った会社を見つけるためには、一括査定サイト「IELICO(イエリコ)」を活用することをおすすめします。
4-6.マンション売却が得意な不動産会社を見つける
実は、不動産の売買を行う企業の中にも、得意な物件、不得意な物件があるものです。例えば、土地の売買は得意だけれど、マンションの販売実績は少なく、得意ではなかったというケースも考えられます。
マンションの売却を得意とする不動産会社を見つけるためには、必ず直近の販売実績を見せてもらうようにしましょう。ご自身と同じマンションをはじめ、類似するマンションの販売実績が豊富な不動産会社なら安心と言えます。
そのほかにも、「売却仲介経験の長い担当者が在籍しているか?」「マンション売却への疑問や不安に親身に答えてくれる担当者がいるか?」なども検討材料にしてみると良いでしょう。
さらに、マンション売却のコツについて詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。
5.マンション売却の流れもチェック!
最後に、あなたのマンションをできる限り高く売却するためには、マンションを売却する際に「必ずやらなければならないこと」を把握しておくことも大切です。
下図のように、マンション売却の流れは全部で7つのステップに分かれています。一つひとつ落ち着いてゆっくりと進めていけばあなたのマンション売却はきっとうまくいくでしょう。

なお、マンション売却の流れについては、以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
この記事のポイント
- 万博に向けて大阪市のマンション売却相場は過去最高
- 大阪市の人口はすでにピークを迎えている
- 不動産ローンの変動金利がいつ上がるか分からない
詳細は「2.大阪市のマンション売却は今がチャンス!」をご覧ください。
- 人気エリアにあるマンション
- 人気のタワマンや デザイナーズマンション
- 資産価値が落ちにくい投資用マンション
- コロナ需要にマッチしたマンション
- 災害の影響を受けにくいマンション
詳細は「3.大阪市で売れやすいマンションの5つ特徴」をご覧ください。
- 売却期間に余裕をもってスケジュールを立てる
- 築年数が浅いうちに売却する
- 必ずマンションの売却相場を把握する
- おおよその仲介手数料や税金を把握する
- 複数の不動産会社に査定を依頼する
- マンション売却が得意な不動産会社を見つける
詳細は「4.大阪市のマンションを高く売るための6つのコツ」をご覧ください。
この記事の編集者

IELICO編集部
家を利口に売るための情報サイト「IELICO(イエリコ)」編集部です。家を賢く売りたい方に向けて、不動産売却の流れ、税金・費用などの情報をわかりやすくお伝えします。掲載記事は不動産鑑定士・宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修を行っています。
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